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留学、あの人に聞きたいのコーナー!!

 

今回はクイーンズランド工科大学(QUT)に通い、ITを専攻している阪口愛さんに留学や、オーストラリアについて話を聞きました^^

 

留学や海外に興味がある人は何か人生のヒントが

得られるかも・・・・?

 

 

 

ヒロ:よろしくお願いします!

 

愛さん:よろしくお願いします!

 

ヒロ:ではさっそく、愛さんがオーストラリアに留学に来た経緯を教えていただけますか?

 

愛さん:はい。実は、高校生のときからニュージーランドにいまして、高校を卒業してから、QUTに進学しました。私、中学生のときから理数系の科目は大丈夫だったんですが、英語ができなくて…。英語の成績は下から数えたほうが早かったんですよ。それで海外に行ったら英語の上達に繋がるのではないかと思ったのです。紙の上ではできない、「話す」というのにフォーカスしようと思いまして!

 

ヒロ:なるほど!では、日本に居たときにはどのような方法で英語を勉強してましたか?

 

愛さん:学校のテスト勉強だけです!TOEICを始めとした英語の資格についての知識はなくて、正直、あまり準備をしないで来てしまったので後悔しました。勉強が大変すぎて高校は最初泣きながら通ってました・・・・。だから、留学に行こうと思っている人は英語の勉強は日本でしてきたほうがいいですよ!海外に来たときに勉強で辛くても、日本での努力があると気持ち的にもとても楽です。

 

ヒロ:勉強は大事ですよね!具体的にどんな勉強をしたら良いかアドバイスを頂けますか?

 

愛さん:単語は理解してた方がいいです!あとは、中学で習う英語の文法は理解しておいた方がいいですよ^^

 

ヒロ:なるほど!先ほど、英語はここに来る前に苦手としていたとおっしゃっていましたが、ここでの生活や勉強を通して、今の愛さんの英語のレベルはどうですか?

 

 

愛さん:こちらに来たときよりはましになったと思います。大学の授業で出てくる専門用語は決まったものなので覚えてはきますし・・・。あ、でもグループで何かをするときとか、こちらの人と話しているときとか、相手のスラングが聞き取れなくて、何を言っているのか分からないときがあります。

 

 

ヒロ:スラングは確かに難しいですよね・・・。では、愛さんが英語を学ぶ上で何か工夫していることはありますか?

 

 

愛さん:ファンデーション(大学に入るための準備コース)で仲良くなった友達とご飯とか、お泊り会とか、イベントを通して英語を話す機会を増やしています。ファンデーションに参加したのはもう随分前のことなんですが、4年前から誕生日を一緒にお祝いしている海外の友人もできましたよ^^あとは、各大学にあるのですが、ジャパンクラブという日本人と日本が好きな外国人との交流の場がありまして、そこに行って友達を増やしたり、お話をしたりしています。

 

 

ヒロ:すごく楽しそう!オーストラリアはイベントが多いですもんね!そんな留学経験が長い愛さんですが、日本とオーストラリアで教育制度の違いは何か発見はありましたでしょうか。

 

 

愛さん:やはり、日本の教育制度は学生が受身であることが多いですよね。先生が言っていることをそのまま受け入れて、課題をやって終わることが多い。でも、オーストラリアは授業中自分から何か発言しないと単位が貰えないことだってあるんですよ!あとはグループワークが非常に多いし・・・あ、リファレンスも厳しいですね。

 

 

ヒロ:リファレンス!!あのエッセイとか書くときにどれを参考文献に使ったかってことですよね。

 

リファレンス・・・・参考文献のこと。エッセイなどを書くときに自分が使った資料など。

 

 

愛さん:そうです。参考文献の書き方も非常に重視されますし、プレジャリズム(剽窃)に関しても非常に厳しいですね。

 

プレジャリズム・・・他人の書いた文章や考えを自分のものとして勝手に使うこと。

リファレンスリストという参考文献は自分は何を使ったかというリストがあれば問題なし。

 

ヒロ:私も苦労しました。日本の大学ではそこまで厳しくはないんですがね・・・。こちらの大学で学びに力を入れている愛さんですが、将来は日本に帰りますか、それともオーストラリアに残る予定ですか?

 

 

愛さん:日本に帰る予定です!やりたいことは特に決まってはいないのですが、英語を使える職業に就きたいと思っています。

 

 

ヒロ:うーん。そうするとオーストラリアの方が英語を使う職業に高い確率で就職できそうですが、何故日本に戻りたいんですか?

 

 

愛さん:オーストラリアで就職しようとすると永住権が必要なんですが、それを獲得するのは難しいんです。あと、私は日本が好きなので!日本て素晴らしいと思います。特にコンビニ!

 

 

ヒロ:分かるー!!!!!!!!

 

 

愛さん:コンビニは本当に便利ですよね。海外に居るとすごくありがたみが分かる。こういう視点は日本では持ちにくいし、海外に居たほうが日本のこと良く分かってくるって思うんです。そういう日本を海外から見た視点を生かした職業とかいいですよね。日本のスーパーやコンビニの便利さを海外の人に届けるような仕事がしたいですね。

 

 

ヒロ:日本を海外から見た視点ですか・・・!深いですね・・・!

 

 

愛さん:視点に関して他の例で言うと、海外では自分から言わないと相手にしてくれないんです。何か疑問を持ったら自分から聞かないと教えてくれません。自主性が求められるんですよ。日本では大学の授業でEXCELとかWORDの使い方から教えてくれるって聞きましたけど、そんなのないですよ(笑)それくらい自分で調べなさいって感じです。専門用語は分かってて当たり前。できることが前提なんです。そういう分かってて当たり前という感覚が少し日本とは違うじゃないですか。でも海外の人はそういう考え方をするのが当たり前ということが分かっていれば、ビジネスの面でも海外との取引とか上手く運べるのではないかと思います。

 

 

ヒロ:なるほど!確かに、そのような考えは日本にいると身に着けるのは難しそうですね。そういう視点をもつということは色々な経験をしていらっしゃると思うんですが、今まででオーストラリアで自分のためになった経験はありますか?

 

 

愛さん:あー・・そうですね。オーストラリアに来る前は私は本当に気弱な性格だったんです。一人っ子で親から与えられたものを独り占めできたんで、兄弟と競争とかなかったですし。だけど海外に来たことで様々な人に出会い、様々な価値観に触れたことで色々な考え方を受け入れられるようになったし、自分の主張や意見を素直に言えるようになりました。

 

 

ヒロ:海外にいると出会いも多いですし、価値観も様々ですもんねー。そんな異なる価値観に触れられるオーストラリア。ここに留学に来る上で何か知っておいてほしいこと、または気をつけるべきことは何かありますか?

 

 

愛さん:えーなんだろう・・。あ!生活の面で言うと日本食は都会のほうに普通に売ってますからご安心を。日本食レストランも多いですし、他の国の料理が食べられるレストランもたくさんありますよ。ただ、送ってもらおうとすると送料はとても高いです!あと、こちらに来た友達に良く聞かれるのはオーストラリアっぽいご飯って何?なんですが、そういうのはないですね(笑)あと、オージーは優しいですよ!学校の先生は厳しいですけど(笑)

 

 

ヒロ:オージーが優しさであふれているのはめちゃくちゃ分かります。

 

愛さん:ですよねー。あとバスに関して!バスは本当に適当です(笑)まず、時間通りに来ませんし、あと日本みたいに次がどこに止まるのか言ってくれないので、自分で見極めるしかありません(笑)あと、田舎に行くと一時間に一本は普通です。

 

 

ヒロ:バスに関しては日本と全然違いますね!(笑)

 

 

愛さん:バスはねー。あと、面白いこと教えます。日本では郵便物を受け取れなかったとき、配達する人が再配達受付表みたいなの置いていってくれるじゃないですか。オーストラリアではそういうものはないので配達を逃したら自分でとりに行くしかないんですよ。

 

 

ヒロ:それは知らなかった!!気をつけたほうがいいですね。

 

 

愛さん:生活面はこれくらいで、勉強面でいうと先ほども言ったとおり先生は厳しいですよということ。そして宿題は多いですよということ。あ、でも友達は作れる機会はたくさんあります!どこの大学に行ってもジャパンクラブというのはありますから、そういうところを活用するといいですよ!フェイスブックも自分のアカウント作っておくべきだと思います。友達ができたときの連絡手段、そしてグループワークの連絡手段としても活用できますので^^

 

 

ヒロ:フェイスブックは確かに使えますね!では、愛さんにとってオーストラリアの魅力はどのようなものがありますか?

 

 

愛さん:オーストラリアは結構自由なので、好きなことは何をやっても許されます。自分の言ったことしたことに対して真っ向から否定はされません。(もちろん犯罪の話ではない!)例えばスーパーに普通に裸足で来る人もいますしね(笑)日本は逆に常識にとらわれている感じがありますね。あとは海が好きな人はぜひ!すっごく綺麗ですよ!気候が年中暖かいので過ごしやすいですしね。

 

 

ヒロ:海はすごく綺麗なところが多いですよね!

 

 

愛さん:ゴールドコーストとか、サンシャインコーストとか。あ、これは最大の魅力かもしれませんが、大学では自分の学びたいことだけにフォーカスできるので、専門知識がしっかり身につきます。日本の大学のように1年生で専門外で取らなければならない授業はありません。もちろん、専門以外で何か取りたいものがあれば取ることも可能です。

 

 

ヒロ:学びたいことにフォーカスできるのはいいですね!では、最後に日本にいる留学を目指している子にメッセージをお願いします。

 

 

愛さん:少しでも興味があるのなら挑戦することが大事だと思います。もし挑戦してみて合わないなと思っても、それは絶対に将来のためになります。留学で得られるのは語学力だけではなくて、経験も大きいからです。それは全て成長の糧になります。

 

 

 

愛さんのモットー

やってもできないかもしれないけれど、やらないと絶対にできない。

 

 

 

ヒロ:とてもためになるお言葉ありがとうございました。

 

 

愛さん:ありがとうございました。

 

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